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第1会場

開会挨拶

8:30 ~ 8:40

Symposium 1 デバイス治療の最近の進歩

8:40 ~ 9:40

座 長: 中村 俊博 九州医療センター循環器内科
内田 孝之 飯塚病院心臓血管外科
デバイス患者の生命予後指標~Heart Rate Score (HRSc)~
菊池  幹 JCHO九州病院循環器内科
S-ICD versus TV-ICD : first choiceは?
園田浩一朗 佐世保市総合医療センター循環器内科
リード抜去の進歩~日本における適応と実際の臨床~
永島 道雄 小倉記念病院循環器内科
〈座長の言葉〉
ペースメーカ治療が本邦で保険適応されて約50年、そしてICD治療のそれは約25年が過ぎました。デバイス治療の歴史はテクノロジーの進歩と臨床知見の集積により醸成されてきましたが、 特に2000年以降のこの分野の進歩には目覚ましいものがあります。
今回のシンポジウムでは3人の演者からテーマに即した話題(デバイス患者の生命予後、皮下植込型除細動器、リード抜去)を提供していただく予定です。いずれも近年のデバイス治療を行う上で避けて通れないアイテムとなっていることはご存じの通りですが、この3つの話題について、治療の現状とその進歩を提示していただき、これからの課題を明らかにすることができればと考えています。そしてシンポジウムを通して今後の進むべき方向性を会員の皆様と共有できることを期待しています。

Oral Session 1 ICD

9:50 ~ 10:50

座 長: 内田 孝之 飯塚病院心臓血管外科
河野 律子 産業医科大学医学部不整脈先端治療学
ディスカッサー: 園田浩一朗 佐世保市総合医療センター循環器内科

O1

持続性心室頻拍に対する ICD植込み術後に、上室性頻拍に対する不適切作動が多発した1例

倉岡沙耶菜 大分県立病院循環器内科

O2

心室細動に至った原因が特定できずS-ICD 移植術を選択したWPW症候群の 1 例

御手洗和毅 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座

O3

Polytetrafluoroethylene (PTFE)被覆を行ったICD電池交換術後にショックコイル抵抗の異常高値を生じた1例

福山 雄介 九州医療センター循環器内科

O4

恒久的ペースメーカと皮下植込み型除細動器併用患者のデバイスマネジメントにおいて注意を要した1例

山岸 靖宜 産業医科大学第2内科学

O5

COVID-19感染に伴う心電図変化によりT波オーバーセンシングをきたしS-ICD誤作動が発生したBrugada症候群の1例

田代 浩平 福岡大学病院心臓・血管内科学

Oral Session 2 マッピング

11:00 ~ 12:00

座 長: 向井  靖 福岡赤十字病院循環器内科
田上 和幸 米盛病院循環器内科
ディスカッサー: 深江 学芸 長崎大学病院循環器内科

  

O6

難治性再発性AFに対しRhythmiaを用いたFAAM mapが有効であった1例

伊藤 美和 熊本大学病院循環器内科

O7

瘢痕関連心房頻拍の伝導間隙の同定にCARTO3 Coherent Mappingが有効であった1症例

藤田 一允 福岡和白病院循環器内科

O8

Pattern Matching機能によるsinus rhythmとの同時mappingが可能であった心房頻拍の1例

大江 学治 産業医科大学病院循環器・腎臓内科

O9

High density mappingが頻拍回路の同定に有効であった多彩な左房起源の頻拍を呈した1例

梅本真太郎 製鉄記念八幡病院循環器内科

O10

長期持続性心房細動アブレーション遠隔期に認めた左房起源心房頻拍に対するオライオン高密度マッピングガイドアブレーションの急性効果様式の検討

石垣 清子 牧港中央病院循環器内科(不整脈・心不全治療部門)

ランチョンセミナー1 肺静脈隔離における Durability を極める

12:15 ~ 13:15

座 長: 中村 俊博 九州医療センター
Catheter contact vector direction~出力、通電時間、コンタクトフォースに次ぐパラメーター~
星山  禎 熊本大学病院循環器内科
Beyond Ablation Index – 貫壁性のlesionを得るために考慮すべき”その他”の因子 –
水上  暁 亀田総合病院循環器内科

共催:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社


Oral Session 3 突然死・合併症

13:25 ~ 14:35

座 長: 安岡 千枝 市立大村市民病院循環器内科
篠原 徹二 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座
ディスカッサー: 野副 純世 済生会福岡総合病院循環器内科

O11

心室細動を繰り返しrefeeding症候群が原因と考えられた1例

小出 俊朗 長崎大学病院循環器内科

O12

左房後壁へのアブレーション後に急性麻痺性胃拡張を発症し、長期栄養管理を要した症例

長山 友美 九州大学病院循環器内科
*演者が変更になりました。演者:坂本 和生(九州大学病院循環器内科)

O13

CS spasmの特徴的な血管造影所見と術中の対処法: 1例報告

小牧  智 福岡大学医学部心臓・血管内科学講座

O14

3回目のアブレーション施行後に重度の急性胃拡張を発症した持続性心房細動の1例

田島亜佳里 鹿児島大学大学院心臓血管・高血圧内科学

O15

当院における心房細動に対する無透視下でのカテーテルアブレーションの経験について

星山  禎 熊本大学病院循環器内科

O16

Post-ictal asystoleによるSUDEP (Sudden Unexpected Death in Epilepsy)の1例

早川 裕紀 九州労災病院循環器内科

スポンサードセミナー 1

14:55 ~ 15:55

座 長: 河野 律子 産業医科大学医学部不整脈先端治療学
超高齢・高出血リスク心房細動例に対するDOAC療法とカテーテルアブレーションの適応
熊谷浩一郎 国際医療福祉大学大学院/福岡山王病院ハートリズムセンター

共催:第一三共株式会社


ガイドライン解説 不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン

16:00 ~ 17:00

座 長: 髙橋 尚彦 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学請座
本ガイドライン作成の背景・目的と概要
髙橋 尚彦 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座
原因不明の失神の診断
河野 律子 産業医科大学医学部不整脈先端治療学
Brugada症候群・早期再分極症候群の診断とリスク評価について
篠原 徹二 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座
〈座長の言葉〉
不整脈治療の進歩は目覚ましい。これに関して不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版) と2021年フォーカスアップデート版、および2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドラインが既に発刊されている。不整脈治療を行うにあたっては、「診断」が非常に重要であることはいうまでもない。そこで2022年3月、「不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン」が既刊4ガイドラインを統合・発展する形で発刊される。座長が特徴と概要について述べたのち、二人の執箪者が、原因不明の失神、Brugada症候群·早期再分極症候群について解説する。これらは心臓突然死に至る病態・疾患であるが、この10年ほどの間に本邦からのエビデンスも集積し、より正確な診断・リスク増別化が可能になった。患者の生命予後およびQOL改善をもたらす 「診断」を学ぶ絶好の機会である。乞うご期待。

Symposium 2 VT アブレーションの実際と成績

17:10 ~ 18:20

座 長: 足利 敬一 宮崎市郡医師会病院循環器内科
右室起源特発性VT/PVCのアブレーションのコツ
向井  靖 福岡赤十字病院循環器内科
左室起源特発性VPC/VTアブレーション
野副 純世 済生会福岡総合病院循環器内科
虚血性VTへのアブレーション:その実際と長期予後
古山准二郎 済生会熊本病院心臓血管センター
非虚血性心室性頻拍のアブレーション治療戦略
廣島 謙一 小倉記念病院循環器内科
〈座長の言葉〉
基礎疾患のない特発性心室頻拍(VT)では一般にカテーテルアブレーションの治療成績は良好である。特に流出路起源やプルキンエネットワーク関連VTでは治療ストラテジーはほぼ確立されたと言って過言ではないが、LVサミット起源などアプローチ困難な症例では現行のシステムでは限界がある。一方、続発性VTにおいてもLAVAエリミネーションなどの有効性が報告されているが、不整脈器質が広範囲かつ心内膜から心外膜まで3次元的に分布している症例などではいまだに難治性かつ生命予後も不良である。本シンポジウムではハイボリュームセンターの知見を中心にVTに対する近年のアブレーションストラテジー・安全性・有効性を発表して頂き討論する。

表彰式/閉会挨拶

18:20 ~ 18:40