会長挨拶

みなさん、こんにちは。第1回日本不整脈心電学会九州・沖縄地方会の会長を仰せつかりました大分大学の髙橋です。初回の地方会開催ということで、大変光栄に思うと同時に、責任に身の引き締まる思いです。現在、本学会が主催する学会および大会には、年次学術大会(夏季)、カテーテルアブレーション関連大会(秋季)、植込みデバイス関連大会(冬季)があり、2021年からは心電学関連大会(春季)も始まります。年次学術大会は国際化が進み、カテーテルアブレーション、植込みデバイスという臨床における大きな2分野は、それぞれの関連大会で専門性の高い議論が交わされています。それでは地方会を開催する重要な意義は何でしょうか? その答えは、「若手を中心とした医師およびメディカルプロフェッショナルの教育底上げ、そして発表の機会」になろうかと思います。これから時間をかけ、多くの方々の意見を聴き、魅力的なプログラムを作っていきたいと思います。

田原淳博士の刺激伝導系発見は、田原博士の出生地である大分県の誇りであるとともに九州・沖縄の誇りでもあります。私が医師になったのは1988年ですが、その当時の大分医科大学(現・大分大学医学部)では、有田眞先生の生理学講座でパッチクランプ法を用いた基礎心臓電気生理学研究が盛んに行われていました。伊東盛夫先生の臨床検査医学講座では、ホルター心電図解析および薬物治療の反応から心室期外収縮の発症機序を推察する研究が熱を帯びていました。その後、カテーテルアブレーションの開始、心房細動アブレーションの黎明、植込み型除細動器の登場などにおいて、九州・沖縄の先生方は常に日本の先頭を走ってきたのではないでしょうか。是非、医師およびメディカルプロフェッショナルが力を併せ、九州・沖縄から全国、世界へ情報発信ができるような会にしていきましょう。多くの演題応募、そして参加をお待ちしています。

第1回日本不整脈心電学会九州・沖縄地方会
会長 髙橋尚彦
(大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座)